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イタリアを楽しもう!

ナポリ・ナポリ近郊のゴミ問題 no.2

2008年のブログの話題はゴミで始まってしまったので、
違う話題に変えよう!と思っていたのですが、
まだまだ連日報道が続くナポリ・ナポリ近郊のゴミ問題。
さらに、日本でも報道されているらしく、イタリアのどの町がどこにあるかを
詳しく知らない友達からもイタリアはゴミの山が火事になっているようだけど
大丈夫なの?と問われ。。苦笑。私のいるところは大丈夫だよ!
と答えましたが、やっぱり誤った報道やわかりにくい報道に
なっているのだな~と思いました。
ということで、今日もまたその話題。

そもそも火事になっているというのは、回収されないゴミの悪臭に
どうしようもなくなり市民が火をつけて燃やしているとのこと。
なぜゴミが回収されないかというと、ゴミが回収されないほうが
回収するためにはさらに資金が必要ということで、
お金を請求できるからであり、また騒ぎが大きくなり、
緊急に対処しなくてはいけないということで、その騒ぎにまみれて 
どこの会社(?)というような身元が不明なところに回収を依頼することが
できるわけです。というわけで、大金がどこかのポケットへ・・・。
でも、これは皆が知っている事実であるのに
目をつぶっていたのが問題なのです。

また、現在問題になっているのはナポリの近郊の町に回収したゴミを
運び込もうとして市民が反対して暴動になっているとのこと、
これだけを見ていると、ただここの市民が自分達の土地に
運び込まれるのを阻止しようとし暴動を起こしているだけ
のように思われますが、もし、ゴミ回収施設を作るのであれば
(ただ燃焼するだけでなく、そのエネルギーを利用したり、
リサイクルに利用できるような施設が必要)
今、市が行おうとしているのは、その場所に穴を掘って
そこに回収ゴミをどっさりと運び込んで埋めてしまえ~!
という原始的な対応をしようとしているのが問題なのです。
しかも町の中に・・。
また・・ナポリのゴミ処理がきっちりとした管理のもと機能してしまうと、
困る人達がいるのが問題なのです。

昨日P首相が、「ゴミのせいで学校を閉鎖してはいけない」 と
そんなうわべの問題についてコメントをしていて、今日のTVニュースでは
その学校の前からゴミが回収されて、その先の道にはゴミの山が残ったまま・・・
だったとか。 思わず苦笑いをしてしまいました。

イタリア大統領N氏(ナポリ出身)は、Capri島にてバカンス中で、
この問題についてむにゃむにゃと答えて、
そのままCapri島から直接Romaへ帰って行ったとか・・・

カンパニア州知事B氏と同じ政党の政治家の人達が、
B氏への責任を訴え、B氏が委託している会社はどこなのか
名前を挙げさせるべきだとか言ってました。。 ふむ。。面白い展開!

ところで、話は違いますが南イタリアは、マ○。○とのつながりが強く、
カラブリア州(ほとんど行く機会はありませんが)の海へ行った時に、
今は機能していない会社や工場などを沢山見かけました。
空き家になっている多くの家も沢山ありました。
これらもそういったことが影響しているのだな~と思いました。

そうかと思えば、Trentino-Alto Adigeのとある町だったと
思いますが、家庭のゴミを捨てに行くゴミ箱に、詳しいシステムは
良くわかりませんが、Bancomatみたいなカードを差し込まないと
開くことができないようになっていました。
このようにComune(市、町など)が徹底して対応するべきだと思います。。
(もちろん市・町の大きさ、住民の数にもよりますが・・・・)
それには、まずComuneがどこかに癒着していてるのを解決しなくては
いけないのでしょう。。
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