ナポリの地下鉄 LINEA1
イタリアの地下鉄というと薄暗くて息苦しくてなんとも
危険なイメージ。
約10年程前は現在のLINEA2といわれる線しかありま
せんでした。
ジャントゥルコ駅を始発駅(駅は地上にあります)とすると、
ナポリ中央駅を通り、終点の港町のポッツォーリ駅まで
繋がっています。
ナポリ中央駅で地下に入り、途中メルジェリーナ駅で地上に
でてそのまま地上を走ります。
地上に出たりするので不思議ですが、とにかく古くて汚くて
危険なかおりがプンプン。苦笑
新しくできた線はLINEA1とよばれ、ダンテ広場から
ピシーノラ(←観光では使わない駅です)を結び
旧市街のダンテ広場から丘の上のヴォメロ地区を通るので
この線がない時には、ケーブルカーかバスでアクセスしなく
てはいけなかったのが、とても楽になりました。
さてこのLINEA1ですが、ノ~ンビリとですが町の中心街の
あちらこちらで工事が進められていて、最終的には中央駅にも
繋がり、なんとナポリの空港にも繋がる予定だとか!
こうなったら観光客の方にも便利になりますよね。
いつのことやら。苦笑
というのも・・・・
仕事が遅いイタリア に加えて
ナポリの地下には遺跡がゴロゴロ~!
掘ると出てくる遺跡。見て見ないふりはできませんよね。苦笑
そんな理由もあり何年もかかっているようです。
ここでも地下鉄の工事。
ここってどこかと言うと。
ヌォーボ城(アンジュー家の城)
(Castel Nuovo, Maschio Angioino)
海に建つ卵城が不便だということで13世紀(1279年)に
フランスのアンジュー家のカルロ1世が建設し、15世紀に
なってスペインのアンゴン家の統治下になった際に、
アルフォンソ1世が城の大改装を行いました。
5つの円筒形の塔と城壁に囲まれた構造が特徴です。
凱旋門はアルフォンソ1世が付け加えたものです。
2重構造になっていて下を通りながら眺めると素晴らしい
装飾に目をみはります。
さて!
2011年3月26日に新しい地下鉄駅が完成。
駅名は「Universita'(大学)」ボルサ広場にあります。
近くには大学が沢山あることから命名されたのでしょう。
中に入ってみると
派手なピンクや黄色!
実は地下鉄LINEA1の各駅はアーティストによって
デザインされていてとても個性的です。
例えば
国立考古学博物館と繋がるMuseo駅
国立考古学博物館:
ポンペイやエルコラーノ等の古代ローマ時代の遺跡で出土
されたモザイクやフレスコ画をはじめ、ファルネーゼ家の膨大
なコレクション、エジプトの美術品等が展示されています。
博物館に相応しい感じですね
P.Dante ダンテ広場駅
はじめて見た時は落し物がはさんであるのかと
思いました。服とか靴とかが挟んであるのです!
これもアート?!
Materdei マテルデイ駅
この通り薄暗い地下鉄のイメージを払拭したLINEA1
全ての駅で降りてみるのも楽しいかもしれませんね♪♪
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