メーカー訪問第40回 機械でのブドウの収穫
もし手で収穫していても房を選別しないで、状態が良い物も
悪い物も気にせず全て収穫していては意味がありません。
良い物だけ選別しながら手摘みで収穫する必要があります。
今回はじめて機械での収穫を間近に体験してきました。
機械での収穫というとどうしても木や房を痛めてしまうような
荒々しいイメージがあったのですが、最近の技術はどんどん
発達していて、ノートパソコンや携帯のように「最新」と思っ
ていても直ぐにさらに「最新」の機械が生産されるとのこと。
機械での収穫は、十分に手入れされた畑のブドウであれば
さほど品質は落ちないようです、反対に手入れがされて
いない畑の場合は腐敗したブドウも収穫されてしまうので、
必然的に品質が悪いワインができてしまいます。
最近の機械は葉や茎がなるべく混入しないように作られて
いるとのことでした。
実際に見て確認することができました。
この巨大な収穫機の上に乗せてもらいました。
運転席ではなくて、写真(↓)のinfoitaliaと書いてある
「a」の辺り(つまり真ん中)に、立ったせてもらって収穫の
様子を上から見ました。
この収穫機はブドウの木をまたぐような形で進んでいきます。
またいだ木を適度な強度でゆさゆさと揺すりブドウの粒だけを
落とします。まるでダイエット(?)マシーンのような動きでした。
粒や葉っぱは直ぐに上に吸引されますが、その際に葉っぱ等
と粒は仕分けされます。
吸引されたブドウの粒が足元を通っていきます(↓)。
粒は大きな網目状の部分を通り収納部分に入っていきます。
そこが一杯になったらすぐにトラックに移してカンティーナへ
運び込みます。
とても珍しい経験をすることができました。
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