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サンタ・クリスティーナ教会@ボルセーナ

お待たせしました!ボルセーナのサンタ・クリスティーナ教会
についてご紹介します。

なんと!そうだったのか~!と感動してUPしたものの皆様
からの反応がゼロだった「ボルセーナの奇跡」が起こった場所
です。苦笑

この教会には悲しい秘話があります。
キリスト教弾圧よって多くの信者が殉教したローマ帝国の
ディオクレティアヌス帝の時代(4世紀前半)のこと。
わずか11歳の少女クリスティーナも殉教します。

クリスティーナの父は、美しい娘を12人の侍女と一緒に塔の
中に閉じ込め、誰へも嫁がせず生涯神々に仕えさせようとしま
した。
しかし少女はキリスト教の啓示を受け、それを猛反対する
父親からの数々の酷い拷問に耐えることになります。

鞭打ち、幽閉、肉をずたずたに引き裂く、石臼と共に湖に投げ
込む

むごい拷問に遭いながらも、毎回彼女に奇跡が起こります。
父親は湖に投げ込んでも石臼が浮き輪のように浮かび上がって
娘が助かりキリストからの洗礼を受けたことを知り、翌朝に
なったら首を刎ねるよう命じます。しかし、その前に父親の方
が死んでしまいました。

父親が亡くなった後も、彼女への拷問は続きます。
火あぶり、毒蛇、乳房を切り取る、矢を放つ
その度に、少女の代わりに拷問をしかけた者に災いが起こ
ったり、死んでしまいます。

信者であることを貫き通した彼女は、最後には頭を割られて
殉教します。

彼女はカタコンベ(地下墓地)にひっそりと埋葬されます。
崇敬された彼女のお墓の上に、その後11世紀頃になって
教会が建てられました、それがボルセーナの奇跡で知られる
サンタ・クリスティーナ教会なのです。

石にくっきりと彼女の足跡が残る礼拝所。
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この奥(↑)にはクリスティーナのお墓があります。それがこちらです(↓)
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さらに近づいてみると
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地下にはカタコンベが。
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閉まったままのお墓も、ということは遺体が入ったまま
なのでしょうか?
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ところで・・・・ちょっと脱線して
<シチリア島のパレルモ>
パレルモのカプチン会修道院のカタコンベはとても有名です。
地下を降りていくとカタコンベ(地下墓地)があり、そこには、
薄暗い通路に所狭しと無数のミイラが、服を着たままの状態で
横たわったり、立ったりした状態で並べてあります。
礼服やドレスやブラウスなど、また装飾品もそのまま。
当時の服装を垣間見ることができます。

ちなみに、ミイラにするにはお金がかかるので裕福な人
達だけがこの方法をとることができたのです。

そして、ここには奇跡的なミイラがあります。
1920年に世をさった2歳の女の子ロザリア。
まるで眠っているかのような、お人形のようなつやつやの肌
に美しい髪の毛。どのような方法で永久保存処置が行われ
たのかは謎です。
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カトリック教の信仰では、人は死後、天国と地獄の中間地点で
ある煉獄(れんごく)に達し、そこで自らの罪の浄めに勤しみ
死者たちは最後の審判の時を待ちます。その結果、認められた
者は、天国に行って永遠の安らぎを得ることが出来るとされて
いるのだそうです。

話がすっかりそれましたが・・・・・・・
ボルセーナのサンタ・クリスティーナ教会のカタコンベに
話を戻します。

碑文が彫られている墓石が展示されていました。
死者の過去の功績等が書かれているとのことです。
c0077533_20422822.jpg


ガイドさんが面白おかしく説明をしてくれて、例えばこれ、
大きい字で書いていたらスペースがなくなってきて最後の
方は小さく詰め詰めに書いてあるとか。笑
(ある、ある~!笑)
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ボルセーナのクリスティーナですが、伝説ではなく19世紀の
発掘によって実在の人物だということが確証されたのだそう
です。

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by infoitalia | 2011-10-14 20:52 | Lazio(ラツィオ) | Trackback | Comments(8)

ボルセーナの奇跡(Il milacolo eucaristico di Bolsena)

ボルセーナの奇跡

先にご紹介したボルセーナ湖畔にある美しい町。
この町は『ボルセーナの奇跡』でも知られています。

ボルセーナの奇跡とは
1263年ローマへ巡礼に向かう途中のボヘミアの司教は、
ミサのときに行われる聖体拝領で授けられるパンとブドウ酒が
キリストの肉と血に変わるという『聖体変化』に疑いを抱いて
いました。
そのボエミアの司教がこの聖体変化に疑念を持ちながら、
このサンタ・クリスティーナ教会でミサを行っていると2つに
割った聖体のパンから血が滴って聖体布を赤く染めました。
この事実を知った時の法王ウルバーノ4世は翌1264年に
聖体祭(コルプス・ドミニ祭)を制定し、この奇跡の聖体布を
納めるためにオルヴィエートの大聖堂が建てられました。

こちらがそのサンタ・クリスティーナ教会
旧市街から離れた町の南側に建てられています。
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実はここは、とても悲しい伝説と興味深いカタコンベを
持つ重要な教会です。
(硬い話が続くのでその話は次回に)

コルプス・ドミニ(聖体祭)といえば・・・
ボルセーナの奇跡の知らせを聞いた法王ウルバーノ4世は血に
染まった司教の祭服等を自身の元に届けるよう指示しました。
法王の下に向かう司教達に対して、町の人たちが道に花びらを
撒いて「キリストの聖体」に対して敬意を表しました。
翌年の1264年、法王は聖体の祝日を制定し、この日のみ
聖体の儀式を屋外で行う事が認められたのだそうです。

イタリアの各地で、この時期行われる花祭り
(infiorata:インフィオラータ)はこの出来事が発端となっています。

聖体の祝日に聖体が通る道筋に花びらを撒く事が各地で習慣と
なりこれが今日の花祭りの起こりとなったのです。

お花のカーペット!のインフィオラータについては過去にも
ご紹介していますが実はこういった起源がある行事なのです。
ぜひ過去記事もご覧ください!
モンテフィアスコーネ 
ジェンツァーノ・ディ・ローマ  

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by infoitalia | 2011-10-05 18:16 | Lazio(ラツィオ) | Trackback | Comments(0)

ジャンドゥーヤ(ジャンドゥイオッティ)

ベファーナが持ってきたお菓子の中に入っていたもの。
ジャンドゥーヤ(ジャンドゥイオッティ)
ピエモンテ州の伝統的なチョコレート。
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((まずはトリノとチョコーレートのお話))

トリノはチョコレートの町としても有名です。
チョコレート(最初は飲み物だったそうです)がヨーロッパに
最初に入ってきたのはスペイン王室だそうです。
その後、イタリアのピエモンテ州トリノにチョコレートをもた
らしたのはサヴォイア家の公爵フィリベルト・エマヌエーレ
だといわれています。
対フランス領土戦争でスペイン軍を指揮した功績として皇帝
カルロ5世からチョコレートを勧められて初めて口にし、美食
家の公爵は、たいそう気に入ったそうです。
1587年、フィリベルト公爵の息子カルロ一世と、スペイン
王フェリーペ二世の娘、カテリーナの婚礼の宴でもホット・チ
ョコレートが振舞われました。
特権階級だけのものだったチョコレートが、トリノに大きく普
及するきっかけは、1678年にサヴォイア家から、アントニ
オ・アッリという菓子職人にチョコレートの製造と一般向けに
販売する権利が6年に限って与えらたことによります。
それをきっかけに、サヴォイアの都・トリノにチョコレートを
求める人々や、チョコレート職人が集まり、王宮の近くに沢山
のチョコレート店が立ち並んだ というのがトリノがチョコレ
ートの都といわれる歴史だそうです。

さてイタリアでのチョコレートの歴史が分かったところで、
ジャンドゥーヤ(ジャンドゥイオッティ)に話を戻すと:

チョコレートは、カカオから取り出したカカオバターにカカオ
ペーストを混ぜて作ります。
チョコレートが飲み物だった19世紀頃、ナポレオンが大陸封
鎖を行い、原材料のカカオが入手困難になりました。
そこでピエモンテ州特産のヘーゼルナッツをペースト状にして
カカオと混ぜ合わせて作られたのが始まりです。

今まで貴族の飲み物だったチョコレートが、ジャンドゥーヤ
(ジャンドゥイオッティ)が登場してからはヨーロッパ中に
広がっていきました。

ところで、この独特な名前の起源は?

イタリアには仮面喜劇というものがあり、その主要な登場人物
の性格や出身地なども決まっています。
例えば有名なものでは、ヴェネツィア人のパンタローネや、
ナポリ人のプルチネッラ 等。
トリノではジャンドゥーヤ(Gianduja)。
彼が被る船を逆さまにしたような帽子の形に似せて作られたこ
とが起源だそうです。
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一枚目の写真。左はノーマル、右はビターです。

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by infoitalia | 2011-01-15 00:16 | cibo(食べ物関係) | Trackback | Comments(6)


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