メーカー訪問記第1回 アマルフィ海岸のリモンチェッロメーカー

メーカー訪問記第1回目は、南イタリアといえば「リモンチェ
ッロ」
リモンチェッロのメーカーです。
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リモンチェッロ(レモンのリキュール)は、日本でも今では
知られる飲み物になっていると思いますが、イタリアでの食後
酒として欠かせないリキュールです。
冷凍庫でキーンと冷やしたリモンチェッロは、レモンの爽や
かさとアルコールが食後の消化を助けます。

メーカーは、アマルフィ海岸の標高350mの切り立った断崖
上の町にあります。眺めがすっごく綺麗なんですよ。
迎えに来てくださったオーナーのD氏は、電話の声の
イメージとは違って、背が高く、クルクルとした髪の毛に、
綺麗な青い目のダンディーなお方でした。とっても気さく。
(どんなイメージだったのかって? 笑)

ぺらぺらと話しをしながらも、くねくねとしたカーブの続く
山道をスーイスイと運転していましたが、慣れていないと大変
だろうし、車酔いをする人にはかなり厳しい??

アマルフィ海岸一体は海に切り立つ断崖にレモン畑があるた
め、収穫も大変な作業だそうです。(大いに納得)本当にすご
い急勾配。。

とにかく、レモンはカプリ、ソレント産なども有名ですが、
地域によってIGP呼称があるそうです。ここのリモンチェッ
ロは、アマルフィ産のIGPレモンだけを使っています。果汁
は少ないけれど、皮の部分の苦味が少なくて、色も香りもいい
そうです。

D氏が兄弟で93年からリモンチェッロ作りを始めたのが
起源の会社。現在はD氏と一緒に働いているのは親族の、
しっかり者のAさんと恥かしがり屋のNさんの2人だけ。
すべて彼らが手作業で作っています。

D氏が「会社の小ささにびっくりするよ」と言っていたのですが、
実際に行ってみて本当にびっくりしました。会社というよりは、
お店と呼んだほうがいいかもしれないです。
入り口にショップがあり、すぐ後ろに工房がありました。ここ
で、全て作業をしています。

早速、作業を見せてもらいました。畑から運ばれてきたレモン
の皮を剥き(大きさが一定なら機械でも剥けるかもしれませ
んが、大きさが不ぞろいなので手作業で丁寧に剥くそうです)
、剥いた皮をピュアアルコールに漬け込み約一週間置くと、
レモンのエッセンスが出て綺麗な黄色になってきます。
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後は皮を取り除いて、水と砂糖を加えたら出来上がり!

防腐剤も着色料も全く使いません、こんなにシンプルなもの
だから、品質には十分にこだわっているそうです。

そうして作られたリモンチェッロのボトリングもなんと手作業
だったのです。
「ちょっと待ってね!」と、Aさんが手際よく台を片付けて、
タンクにパイプを入れて、フィルターに繋ぎ、そこから
パイプをボトルに注入する注ぎ口に繋いで、
「はい!準備OK!」 「え?これだけ?まるで家で作ってい
るみたいだけど、本当に?」と思わず聞いてしまいました。
Aさんはケラケラと笑って、早速仕事に取り掛かりました。
どんなボトルのサイズでもこのマシンを使って一本ずつボ
トリングしていくそうです。ボトリングした後は、キャップを
閉めて、証明書のシールを貼って、透明のカプセルをかぶせま
す。ラベルを貼って、ネックに商品説明をくくり付けたら
できあがり~!!! 

しかし・・・・・・これだけの作業を全てこの手作業で、
しかもこの少人数で行っていたなんて・・・・・・・。
本当に驚きです。
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一本一本大切に扱われている商品に、ますます愛着が湧いて
きました。
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by infoitalia | 2006-07-10 12:21 | La visita(メーカー訪問) | Trackback | Comments(0)

通訳・コーディネートでイタリア中を飛び回ってます イタリアソムリエ協会ソムリエ/オリーブオイルソムリエ


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