Catacombe di San gaudioso(サンガウディオーゾのカタコンベ)
(サンガウディオーゾのカタコンベ)
今年はもっとイタリアのことをご紹介できるように
色々な場所をクローズアップしていこうと思ってい
ます。
ナポリは風向明媚な景色や下町の騒がしい雰囲気
など色々な顔を持っていますが、ナポリの深い歴史を
垣間見ることができる場所のうちの1つ、カタコンベ
へ行ってきました。
サンタ・マリア・デッラ・サニタ教会の地下にある
地下墓地。
『サン・ガウディオーゾのカタコンベ』
ナポリの中でもかなり下町の地域、あまり治安がいい
場所ではないのですが、最近は観光客も増えています
。多くのモニュメントがいつ開館しているのか明白で
はなかったり、あまり観光に積極的ではない雰囲気
だったのですが、このカタコンベは新しい団体が運営
することになってから、若いやる気のあるスタッフや
ガイドのお陰で沢山の観光客を惹きつけています。
17世紀に建て直されたこの教会の地下は2~10世
紀頃まで地下墓地として使用されていました。
有力者一家の墓地は個室になっていて、Arcosolio
(アルコソリオ)と呼ばれます。
個室を持てない庶民はLoculo(ロクロ)と呼ば
れる場所に安置されていました。
なんとなく寝台車やカプセルホテルのような形。
このカタコンベの名前の由来となった
聖人ガウディオーゾの遺体も安置されています。
これは座った状態で壁に押し込んだ形で安置する墓所。
遺体の中でも頭は価値のある重要な部分とされていた
ので、漆喰に頭蓋骨を埋め込み、他の部分は絵を描く
という埋葬法がされていたそうです。性別や、生前の
職業や身分も分かるようになっています。
手を繋いだこちらの壁画は夫婦。
これには逸話があり、Fontanelle墓地に奉られている
頭蓋骨にお祈りに行っていた結婚前の女性に、ひょっ
として浮気をしているのではと嫉妬した彼氏がその
頭蓋骨の目に棒を突き刺し、その前で彼女に求婚し、
自分達の結婚式に招待すると罵声をはいたとのこと。
その後、結婚式の日にマントを着た骸骨が姿を現し、
新郎新婦はその場で死んでしまうというお話。。
ビジネス・個人旅行のイタリア語通訳・アテンド。
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