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イタリアを楽しもう!

この夏最後の海かな?ラツィオ編(スペルロンガとガエタの間)

ラツィオ州の南端。
SperlongaとGaetaの間の美しい海へ。

Sperlonga(スペルロンガ)は

ローマの南東約110km、ナポリの北西約100km
に位置します。海辺のリゾート地。
白く美しい街の景観と透明な海と綺麗な砂浜の海岸。

先日のシチリア島での「海をハシゴ編」でも記載しましたが、
厳しい審査を通して厳選された綺麗な海に与えられる優良海水
浴場のBandiera Blu(ブルーフラッグ)をスペルロンガも
取得しています!

旧市街は、海に突き出した岬に白い漆喰で塗られた家々が密集
して細い路地が続きます。
ポジターノの小さい版といった感じ?
「イタリアの最も美しい村」にも認定されています!
(下の写真は:スペルロンガの公式サイトから)
この夏最後の海かな?ラツィオ編(スペルロンガとガエタの間)_c0077533_2303316.jpg


この町の歴史:

スペルロンガの名は、幾つもの洞窟があったことから、
ラテン語で洞窟を意味する"speluncae"に由来し
いるとのこと。

この地には紀元前1世紀末、ローマの貴族達が好んで
別荘を築いていました。
さすがローマ人、風光明媚なところには必ず目をつけて、
彼らの足跡がありますね・・。

ローマ帝国の第2代皇帝ティベリウスの別荘があること
でも有名です。
(前42-後37年、ローマ皇帝として在位14年ー37年)
ティベリウスは27年にカプリ島に居を移し、そこから政務を
こなしていました。

美しい海岸の端にある「ティベリウスの洞窟」。
古代ギリシャのホメロスの叙事詩「オデュッセウス」に
基づくとここが単眼の巨人が住んでいた洞窟であること
からティベリウスはこの洞窟の周辺に別荘を建てさせました。

<ストーリー>
洞窟の中には、単眼巨人キュクロプスたちが住んでいた。
ここに流れ着いたオデュッセウス達は、この巨人達に捕まって
しまう。しかしその内の1人ポリュフェモスの目を突いて脱出に
精巧する。

ティベリウスは、この洞窟の中に巨人やオデュッセウスの彫刻
を飾っていたようです。

さて!!!
前置きが長くなりましたが。
このリゾート地であり歴史ある町スペルロンガ
とガエータの間に美しい海岸線が広がっています。

断崖からひたすら坂を下りて砂浜までたどり着く場所や、平地で
アクセスが楽な砂浜もあります。

この断崖からいくつかアクセスできる砂浜がありますが、
その中でも知られているのが「300段」と言う名の砂浜。
そう、300段の急な階段でしか繋がっていないため、
徒歩でしか行けません。
下りるのも大変ですが登ってくるのが大変。
このアクセスの困難さゆえに、小さい子供が少ないようです。

そして、「ナチュラリスト、ヌーディスト」ビーチがあることでも
知られています。
今では、ヌーディストを装った興味本位の人が増えたとかで
砂浜の奥の方だけになったとか。
むか~し、そうとは知らずに行ったことがあります。
「ナチュラリスト、ヌーディスト」の人達と、水着着用
の人達が、普通に混在していました。
素っ裸でに砂浜に寝転ぶ人、海へ出入りする人を見て、
本当に驚きました!!005.gif
目のやり場に困りました。
思うに、混在はダメですね・・。

今回行ってきたのはアクセスが簡単な砂浜。
とっても綺麗でした!!!
この夏最後の海かな?ラツィオ編(スペルロンガとガエタの間)_c0077533_036484.jpg


海の水は透き通り、綺麗なグリーン色。
ゴミも海草も全くなく、砂はさらさら。
この夏最後の海かな?ラツィオ編(スペルロンガとガエタの間)_c0077533_035315.jpg


適度な遠浅で、足が届かないくらいの深さのところを通り過ぎ
しばらくすると突然浅くなる場所があったりしてふと一休み。
この夏最後の海かな?ラツィオ編(スペルロンガとガエタの間)_c0077533_0333351.jpg


海の底は色の薄い砂、太陽の光と波打つ海面がキラキラ!
と同時に、海底にも光でできた幾つものラインが交じり合っ
ってキラキラしています。
ぷっかり浮かんでふと海底に視線をやると、自分の影と魚。

海から出たくなくなるほど心地よく、これがこの夏最後の
海かもと思うと、さらにまた長居してしまうのでした。

この夏最後の海かな?ラツィオ編(スペルロンガとガエタの間)_c0077533_14315657.jpg
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