ビエンナーレ(Biennale di Venezia) no.1

ビエンナーレとはヴェネツィアで2年に1度、奇数年に
開催される現代アートの芸術の祭典。

1895年に開催されてから100年以上続く歴史ある
美術展です。
各回ごとにビエンナーレ財団から任命された総合ディレクター
が総合テーマを設定します。
国が出展単位となっていて、参加各国は事前にそれぞれの国内
でコミッショナー(展示企画者)と代表アーティストを選出し
ます。

今年のテーマは「ILLUMInazioni」
illuminare(イルミネーション)に、Nazioni(国々)を掛け
合わせた意味合いを持たせてあります。
2011年の開催期間は2011年6月4日~11月27日迄
今年の参加国は過去最高の89カ国。

ビエンナーレの主会場はヴェネツィア市最大の公園・ジャルデ
ィーニ)園内に参加各国の政府が所有・管理する恒久パビリオ
ンとアルセナーレ(国立造船場)の建物内。
パビリオンを持っていない国は展示館を借りたり、市街各所の
ヴィラ(邸宅)を確保して展示を行います。
両会場の共通入場券は20ユーロ、市外各所のヴィラなどでの
展示は有料・無料のところがあります。
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まず会場のジャルディーニへ。
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こちら日本館
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今年のアーティストは「日本の台所」などのアニメーション
で有名な束芋(TABAIMO)さん。
「井の中の蛙(かわず) 大海を知らず」『されど空の高さを
知る』から発想を得た作品。
日本館は、床の中央部に換気口があいている特殊な造りな
ため、その換気口を井戸に見立てたそうです。
館内に入ると真っ暗。人がいるのかわからない中を井戸(?)
にもたれながら待っているとアニメーションが映りだし、
水がどんどん溢れてきて館内の観客を巻き込んでいきます。
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他の作品も映像を使ったものが沢山ありましたが、束芋さんの
ような館内全体にアニメーションの映像が映し出される作品は
ありませんでした。とても素敵な作品でした!

スエーデン・ノルウェー館
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アメリカ館の前にはひっくり返った戦車が。
突然ガラガラと激しい音を立て始めたかと思ったら、
ランニングマシーンでトレーニングをはじめた女性が戦車の
履帯をまわし始めました。
アメリカ館内も、上記のような作品や自由の女神が日焼け
マシーンに横たわっているなど、ミスマッチな作品が展示
されていました。
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韓国館
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花模様の迷彩服を使ったAngel Soldes
花の間に隠れているのが見えますか?
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鑑賞者が自分の姿が映る鏡を見ていると、鏡が弾丸で割られる
ようになっているBroken Mirror

イギリス館は、堂々とした建造物。階段を上って中に入ります。
この堂々とした概観とは裏腹に内部全体に手を加え、よくも
まあこれだけ古いものを集めたなと感心するほど古く砂埃を
かぶったテーブルや扉や装飾品。低い天井の狭く迷路のよう
な薄暗い隠れ家(アジト)が作り出してありました。

こちらはギリシャ館
もとの建物はレンガ造りで重厚な雰囲気なのですが、
正面全体をすっきりと木で覆ってありました。
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爽やかさに吸い込まれるように入っていくと、中には一筋の光と
一本の道。周りは水で囲まれています。
この時、偶然1人で館内に入ったので、この静寂さと光と水
にどこかに吸い込まれそうな気がして、一瞬どこにいるのかを
忘れそうでした。
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外にでてみると、この通り。燦々と太陽が輝いていました。
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続きます。

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Commented by jose at 2011-08-20 03:22 x
最後の写真だけが芸術作品だな、、、失礼
Commented by infoitalia at 2011-08-21 19:12
joseさん。私には理解しにくい作品も沢山ありました。生臭い臭いがするな・・と思って建物の中に入ったら、ゴミの側に発砲スチロールの箱があり、そこには魚のお頭が入っていたり・・。
by infoitalia | 2011-08-19 21:49 | Veneto(ヴェネト) | Trackback | Comments(2)

通訳・コーディネートでイタリア中を飛び回ってます イタリアソムリエ協会ソムリエ/オリーブオイルソムリエ


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