Vinitaly2010 (no.2) Moscato di Trani
プーリア州のパッシートMoscato di Trani(モスカート ディ トラニ)
「赤いバラの花と牡蠣」と共に華やかに並んでいるボトルに
思わず目が留まりました。
牡蠣とパッシート?(バラの前に置いてあるのは牡蠣です)
モスカート ディ トラニDOCはプーリア州のDOCワインの中
で最も歴史があり高貴なワインだそうです。
ブドウ品種:モスカート レアーレ
土壌:凝灰岩、石灰岩質
標高:30~50m
仕立て方:ペルゴラ プリエーゼ
樹についたまま干しブドウ状になったブドウから作られます。
収穫は10月初旬頃。
他のアッパッシメント(乾燥)との違いは、糖度と香りが最適
な凝縮度に達成するまでブドウの房を収穫せず樹につけた
ままにしておくということです。
収穫の際には、健康で状態の良い房だけを選び、ボトリティス
・シネレアという貴腐菌がついた房は収穫しないそうです。
というのも格別なワインの品質(味・香り・色など)を妨げな
いようにするためだということです。
*貴腐菌とはボトリティス・シネレア菌のこと。
ブドウの果皮に付着するカビですが、一定の条件化でこの菌が
つき果実の水分が蒸発した際には素晴らしいワインを生む
ブドウとなります。
アルコール度数14.5%
さて肝心のパッシートの特徴ですが
生産者の方が熱く詳しい説明をしてくれるもののなかなか
試飲をさせてくれないのです。
「お預け」を待っている犬のようにじらされるじらされる。。
試飲する時の温度は15度でなくてはいけないとのことで、
温度計をグラスに挿して、目の前で測ること数回・・
生産者の方:「まだ温度が低すぎるからダメ」
(この得意げな顔をみてください 笑)
くぅ~。辛い。
待ちに待たされてやっとOKがでて試飲させてもらえました。
綺麗な金色
粘性、コクがある
香りはモスカートらしいアロマ、花、ハチミツ、黄桃の
ジャム、トロピカルフルーツ系、バニラなど
とてもまろやかで上品な甘さ、酸味
料理との相性ですが、パッシートというとやはりドルチェを想
像するのですが、最初に書いたようにここでは生牡蠣に合う
と力説されてました。
「生牡蠣はシャンパンと相性がいいと言われているが、違~
うっ のだ!」
あいにく私、生牡蠣には何度もあたって酷い目にあっているの
で残念ながら今回はパス。Vinitaly初日からピーピーな状態
になんてなってられませんから。笑
他にフォアグラ、生ハムにもあうとのこと。
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